• 概要：洗剤・香水・建材などの微量な化学物質で頭痛・めまい・嘔吐などが生じる。

• 障害の程度：屋外への外出すら困難になるケースも。

• 認定例：

o 通院も困難、完全在宅生活 → 2級

• ポイント：客観的データに乏しいが、医師の詳細な診断書と生活実態の記録で認定された事例がある。

• 概要：原因不明の全身の激しい痛みや倦怠感。慢性疾患。

• 障害の程度：日常生活に支障をきたすほどの疼痛が継続。

• 認定例：

o 就労不能・家事や入浴も介助が必要 → 2級

• ポイント：客観所見が少ないため、医師の意見書と本人の生活記録が非常に重要。

• 概要：頭部外傷や交通事故後に発症し、起立性頭痛・めまい・集中力低下などが続く。

• 障害の程度：起き上がると頭痛が出て、横になると改善。

• 認定例：

o 日常生活が寝たきりに近い状態 → 2級

• ポイント：ブラッドパッチ治療歴・MRI所見などの証明が必要。

• 概要：月に複数回、意識消失を伴う発作を起こす。

• 障害の程度：自立生活が難しく、常時の見守りが必要。

• 認定例：

o 医師の指示で通学・就労不能 → 2級または1級

• ポイント：発作の頻度と生活支援の実態が鍵。

• 概要：炎症性腸疾患で下痢・腹痛・出血を繰り返す。

• 障害の程度：トイレから離れられず、就労困難。

• 認定例：

o 寛解と再燃を繰り返し、就労不可 → 2級または3級

• ポイント：活動期が長期にわたる／トイレ依存度が高い場合は認定の余地あり。

• 概要：頭部外傷や化学薬品吸引によってにおいを完全に失う。

• 障害の程度：料理や火災察知など生活に制限。

• 認定例：

o 単独では困難だが、他の障害と併せて → 3級

• ポイント：嗅覚障害だけでは基本的に対象外。複合障害の一部として認定されることがある。

• 概要：リンパ節切除後に腕や足に強いむくみが生じ、動作が制限。

• 障害の程度：服の着脱や歩行が困難に。

• 認定例：

o 上肢の機能制限で3級

• ポイント：日常生活への支障の程度が診断書にしっかり記載されていることがカギ。