“誰にも言えなかった”不安を話せた日
- 篠崎保範

- 10月24日
- 読了時間: 1分
あるご相談者は、長い間「誰にも言えない不安」を抱えて過ごされていました。障害年金のことは耳にしたことがあっても、複雑で分かりにくい制度にどう向き合えばいいのか分からず、一人で抱え込んでおられました。
相談の席で、最初は小さな声でこうおっしゃいました。
「家族にも言えなかったんです。でも、ここなら話せると思って来ました」
その瞬間、表情に少し柔らかさが戻り、次第に心の中の不安を言葉にしてくださいました。制度の説明をしたこと以上に、「安心して話せる場」が心を軽くするのだと改めて感じました。



