「不安」を言葉にすることの力
- 篠崎保範

- 10月10日
- 読了時間: 1分
こんにちは。広島の障害年金専門の社労士事務所フェニックスの篠崎です。
障害年金のご相談では、「自分でも何が不安なのか整理できない」という声をよく聞きます。心の中にある漠然とした不安は、口に出さない限り大きく膨らんでいくものです。
しかし、不安を言葉にした瞬間から、解決への道が開けることがあります。
ある日のご相談でのやりとりです。
ご本人:「正直、何が不安なのか自分でも分からないんです。ただ毎日が不安で…」所長:「そう感じていること自体が、とても大事なサインなんですよ。ひとつずつ一緒に整理していきましょう」ご本人:「あ、言ってみたら少し楽になりました」
言葉にすることで、不安は“形のあるもの”に変わり、一緒に考えられるようになります。それは、心の中だけで抱え込んでいたときよりもずっと安心につながるのです。
私たちは、相談の場を「不安を言葉にできる場所」として大切にしています。口にしたその瞬間から、安心への一歩が始まります。
次回は 「安心の先にある『これから』」 をテーマに、年金受給が決まった後に生まれる前向きな変化についてお話しします。



